Madame, Monsieur,
Chers amis,
長崎坂本外人墓地内にあるフランス海軍墓地120周年を記念して行われるこの古写真展に、感動の気持ちを込めてご挨拶します。この展覧会は多くの人々に見てもらえるようにラインでも配信されます。今年7月に墓地で120周年記念式典を行い、20世紀の夜明けに、母国から遠く、若くして亡くなった40人の海軍兵士達に祈りを捧げました。又、現代でも、海外で命をかけて戦い、亡くなっているフランス人兵士達全員に哀悼の意を表します。
この展覧会は、長崎が昔から外国に開かれ、新しい知識を取り入れ、影響を受け、又其々の違いも尊敬する町であったことを思い出させてくれます。これらの写真を見て、懐古的にもなれるでしょうが、それだけではありません。フランスと長崎の関係は今も皆様のお蔭で続いています。フランス名誉領事、長崎日仏協会、長崎外国語大学、長崎新聞社、そして、協力者の皆様すべてに、心より感謝申し上げます。
在京都フランス総領事 ジュール・イルマン
アンスティチュ・フランセ関西館長
ごあいさつ
フランス海軍墓地120周年記念事業「古写真に見る長崎の日仏関係」と題する展覧会を共催し、開催出来て嬉しく思っております。
長崎における日仏関係の歴史は古く、貴重なものですが、充分知られていないのが現状です。この古写真展を通して、改めて国際都市長崎の歴史と文化についての知識を深めていただき、フランスをより身近な国と感じて頂けましたら幸いです。
この古写真展の実現にあたり、貴重な写真・資料を提供して頂きましたクリスチャン・ポラック氏、スヴニール・フランセのマチュウ・セゲラ氏に心より感謝申し上げ、ご挨拶と致します。
長崎日仏協会会長 澤山俊雄
ごあいさつ
このたび在京都フランス総領事館および長崎日仏協会と共催して、フランス海軍墓地創設120周年を記念し、「古写真に見る長崎の日仏関係」を開催する運びとなりました。5月10日にフィリップ・セトン駐日フランス大使とジュール・イルマン総領事がフランス語専修コースを開設する本学を訪問していただいたことがきっかけでした。
日本最初の日仏辞書は江戸時代に長崎で誕生しました。1858年の日仏修好通商条約締結以降、長崎ではフランス人によりキリスト教が再宣教され、造船技術やワイン、ホテルや文学、社会思想といった深い技術や文化が伝わりました。本企画がそのような歴史の記憶を甦らせ、日仏交流のさらなる発展に寄与することを祈念いたしま
す。
写真の提供にご協力いただきました長崎歴史文化博物館、長崎大学附属図書館、クリスチャン・ポラック氏、スヴニール・フランセのマチュウ・セゲラ氏に感謝申し上げます。
長崎外国語大学学長 姫野 順一